TOP > 赤ちゃんフォト > 一眼レフで撮りたい!背景をぼかした写真

赤ちゃんフォト

一眼レフで撮りたい!背景をぼかした写真

背景がきれいにぼけている写真は、一眼レフだからこそ撮れる写真。ぜひ撮ってみたいと思っているママも多いと思います。園や学校での子どもの写真をインターネットで購入できるサービス「スナップスナップ」のフォトグラファー、宮下敬一郎さんに撮り方を教えていただきました。

第5回 背景をぼかした写真を撮る方法


前回に続いて、今回もカメラの設定を自分で変えて写真を撮っていきます。ちょっと難しくなりますが、ここをクリアすると写真の世界はぐんと広がっていくはずです!

■背景をぼかした写真を撮るための3 Step



1.レンズを出来るだけ望遠側にする
レンズは広角側よりも望遠側にズームすることで背景がぼけやすくなります。

2. Aモード(絞り優先オート)にする
レンズに入る光の量をあらわす絞り(F値)の設定を変更できるのがAモードです。

3.絞り(F値)をできるだけ小さくする
F値をできるだけ小さくすることでピントがあう範囲が狭くなり、結果として背景がぼけた写真がとれます。

まずはこの設定で撮ってみましょう。
Before&Afterがこちら!


【Before】


【After】 背景をぼかした写真が撮れました。

写真の仕組みと撮影のコツを、少し詳しく説明していきましょう。

■望遠で撮ると写真はどう変わる?


ズームレンズを使っていても、ついつい広角側のまま撮ることが多いのではないでしょうか。そこで、まずは望遠側にズームして撮ってみましょう。広角側で撮るのとこんなに違います。


【広角側で撮影】


【望遠側で撮影】背景がすっきりしました

背景の入り方に注目すると、広角だと広い背景が写り込みます。これはこれで何年も経ってから見直すと背景からも色々と思い出せて楽しめると思います。ですが、人物写真としては背景を整理したいところ。望遠で撮るとピントを合わせた被写体以外はぼけ、写り込む範囲も狭いので、よりお子さんが浮かび上がって見えますよね。

ただし、撮る人が同じ位置で望遠にズームするとお子さんがフレームからはみ出してしまいます。後ろへ下がって構図を調節し撮影してください。


■Aモード(絞り優先オート)を使ってみよう


さらに、写真には絞りという要素があるのですが、フルオートやプログラムオートではカメラが自動的に適正な値にしてしまいますので、絞りを任意の設定にすることが出来ません。 そこで絞りの設定を自分で変えられるAモード(絞り優先オート)を使ってみましょう。ちなみに絞りは「F値」という言葉で表します。

F値の数字が大きいとピントが合う範囲が広くなり、手前から奥までピントが合います。F値の数字を小さくするとピントの合う範囲は狭くなりますので、背景がボケやすくなり、被写体が際立った写真を撮ることができます。写真を比べてみましょう。


【F11で撮影】


【F4で撮影】

より分かりやすくF16とF4で比較してみると…。


【F16で撮影】


【F4で撮影】

■より背景をぼかすには


背景をなるべく被写体から離す
背景が被写体であるお子さんのすぐ後ろにあると、Aモード(絞り優先オート)でF値を小さくしてもぼけにくくなってしまいます。たとえば窓際で撮るときにはカーテンやブラインドを開けて、窓の向こうにある景色を背景にしてみましょう。グッと奥行き感が出て、また前回解説した逆光の効果でお子さんのシルエットがふんわりとし、いい雰囲気の写真になりました。


【Before】背景が近いとぼけにくい


【After】奥行き感や髪の感じなどにも注目

単焦点レンズを使う
一眼レフカメラの購入時にセットになっているレンズだと、絞りを一番小さくしても望遠側だとF5.6ほどになってしまいます。
別売りで単焦点レンズというものが2~3万円程度(メーカーなどによって異なります)で売られており、F1.8などが主流。ズームはできませんが背景を大きくぼかすことができます。
お店で「背景をぼかして子どもを撮影したい」と相談すれば、お使いのカメラにピッタリの単焦点レンズが見つかると思います。



【単焦点レンズで撮影した写真】50㎜ F1.4のレンズを使ってF1.8およびF2で撮影

次回は動いているお子さんや薄暗い場所でもブレずに撮る方法を解説していきたいと思います。今回使ったAモード(絞り優先オート)で、F値をさらに使いこなしていきましょう。お楽しみに!

親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト



周囲に会話が生まれる、子ども一人一人が主人公になれる“いい写真”を追求するスクールフォトサイトの「スナップスナップ」が親子や家族、園や学校の先生とのコミュニケーションを促進し、絆をはぐくむお手伝いをします。

公開日:2017年02月04日

Navigator フォトグラファー 宮下敬一郎

園や学校での子どもの写真をインターネットで購入できるサービス「スナップスナップ」のフォトグラファーとして1500を超える園や学校での撮影実績を持つ。

←赤ちゃんフォト のトップへ

そのほかの記事