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【4月】どうしてお花見をするの?

どうしてお花見をするの?


桜が咲きだすと春だなぁと思いますね。
満開の桜の下でごちそうを広げてみんなでお花見をすることを、日本人は春の楽しみとしてきました。花と言えば桜をさすほど桜は親しまれていて、春や喜びの象徴にもなっています。

平安時代の貴族が、桜を鑑賞しながら歌をよんだり宴を開くようになり、江戸時代に桜の名所がたくさんできて、春の行楽として広がりました。

また、田の神様は春になると山から里へおりてきて桜に宿るとされ、桜の花を稲の花に見立てて豊作祈願をしたり、農作業の目安にしていました。

「さ」は田の神様、「くら」は神様がいる場所という意味があるともいわれています。

お花見はたんなる娯楽ではなかったんですね。桜が咲けば田の神様がやってきたしるしで、桜の花がたわわに実った稲の様子に重なるので喜びもひとしおでした。



お花見の楽しみ


◎桜餅
小豆あんのお餅を桜の葉の塩づけで巻いたお菓子。関東では「長命寺」とよばれるクレープ状、関西では「道明寺」とよばれるまんじゅう状が主流です。葉っぱは食べても食べなくてもかまいません。
◎花見団子
昔からお花見のお供として親しまれてきたため、「花見団子」とよぶようになりました。
桜色で春のよろこびを雪の白で冬のなごりを、よもぎの緑で夏のきざしを表しています。
◎桜の花の塩漬け
八重桜の花を塩漬けしたもの。
ご飯に混ぜれば桜ごはん、お湯をそそげば花が開いておめでたい桜湯、料理にトッピングすれば春の味に早変わり。

桜にまつわることば


◎桜前線
日本各地の桜(主に染井吉野)の開花日をつないだ線。3月下旬に九州南部に上陸し、次第に北上して5月上旬に北海道にいたります。
◎花明り
満開の桜で、夜でもほんのり明るく感じられること。
◎花冷え
桜の時期の一時的な冷え込み。
◎花筏(はないかだ)
水面に散った花びらが筏のように流れていく様子。


お花見の際に、桜の花にも乾杯してみてはいかがでしょう。
幼いころはわからなくても、成長してその意味がわかったときに、心を寄せる大切さに気付くと思います。



子どもに伝えたい 春夏秋冬
和の行事を楽しむ絵本

お正月やひな祭り、お花見、お盆、お祭りなど、季節の行事を親子でいっしょに楽しみながら学べる絵本。
お花見の由来や4月ならではの行事など豊富なイラストでわかりやすく、楽しく紹介しています。


公開日:2015年03月20日

Navigator 【監修】三浦康子

和文化研究家、ライフコーディネーター。
わかりやすい解説と洒落た提案が支持され、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ウェブ、講演、商品企画などで活躍中。様々な文化プロジェクトに携わり、子育て世代に「行事育」を提唱している。著書、監修書多数。

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