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赤ちゃん絵本を読むコツ、教えます!

赤木かん子さんの赤ちゃんと絵本にまつわるお話、今回はいよいよ、赤ちゃん絵本の具体的な読み方を教えてくれます。斬新!でも、納得!

読み聞かせ、うまくいかないのはなぜ?



さて、次は
「赤ちゃんにどうやって絵本を読めばいいの?」
というママの質問についてお答えしましょう。

まず、なぜ、そういう質問が来るのでしょう?
そうです。普通に読もうとするとうまくいかないことが多いから……ですね?
では、なぜうまくいかないのか?というと、それは「相手が赤ちゃんだから」なのです。

大人はもう本の読み方を知っています。
初めから始めて終わりでやめ、という読み方を……。
でも、赤ちゃんは、まだそんなにたくさんのページが連動していない。
1冊の絵本の初めから終わりまでつなげることはまだできないのです。

ですから赤ちゃん絵本というのは、右のページと左のページはつながっています。
たとえば、かたっぽにスプーンの絵が描いてあって、反対側に「スプーン」と文字が書いてあったり、文字ではなくてフォークが描いてあったりするでしょう?
その右と左くらいはつながってるわけですね。
でも、次のページとは連動してませんね?

赤ちゃん本というのは、そういう意味では見開きごとに独立した、図鑑のようなもので、中味はバラバラなのです。
そういう本はどこから読んでもいいし、最後まで読まなくてもいい。おしまいから読んだってかまいません。
なかに1枚、その赤ちゃんが好きなページがあったらそこだけ見ててもかまわない。極端な話、表紙が気に入れば本を開けなくてもかまわないのです。

「本は最初のページから読まないと」なんて思っているから、赤ちゃんにイライラされて本を奪われたり、怒られて、ママは「え~、どうすればいいの!」となるのです。


コツは「赤ちゃんの言う通り」



だったらどうすればいいのかというと……?
「赤ちゃんの言う通り読む」……これです!

本を指されたら「はいはい、これが見たいの?」ときき、本を取り出してやり、赤ちゃんが見たいところを開けてやればいい。
何せ赤ちゃんはまだページをめくる力がないので、こっちをあごでこき使うわけですよ(笑)。

そうやって「めくれ」といわれたらめくり、「前のページにもどせ」といわれたらもどし、「これはなに?」ときかれれば、「スプーンだね~」といってください。
「ほら、〇〇ちゃんも持ってるでしょ~、スプーン……」などといって、本を手がかりにおしゃべりすればいいのです。

赤ちゃんに本を読んでやる極意は、
「赤ちゃんの言う通りに読むこと」なんです。


そんなことできるの…?と思うママ、次回は「赤ちゃんは賢い」というお話です。
お楽しみに!
公開日:2015年11月10日

Navigator 赤木 かん子

児童文学評論家。子どものころに読んでタイトルや作者名を忘れてしまった本を探し出す「本の探偵」として本の世界にデビュー。学校図書館の改造や調べ学習紙芝居(埼玉福祉会)の監修を手掛けるなど、活動は多岐にわたる。
赤木かん子オフィシャルウェブサイト

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